従業員の教育、モチベーションの維持は大変であるとともに、経営者にとっては重要な仕事です。せっかく育てた才能を無駄にしないためにも、いくつか気をつけて頂きたい点をお話させてもらいたいと思います。
日々のサロンでの業務は分担制になっていることが多く、流れ作業のように感じているスタッフも少なくは無いと思います。また、自分の創りたい髪型ばかりではなくストレスが溜まっている…なんて声もチラホラ聞くことがあります。
そんな折、私の友人のサロンでは休日を利用して技術チェックも兼ねた作品発表会を行っていると聞き、早速取り入れてみる事にしました。
普段はなかなか話す事のなさそうな人間同士をペアにしてみたりして、共同作品作成をさせてみたのですが、これが効果てき面。みんな美容を楽しみ、休日返上での発表会であったにも関わらず、とても充実した顔をしておりました。
アシスタントの技術練習などは、どうしても試験の為の決まった基礎練習のみになりがちです。もちろん基礎はとても大切な事ですが、例えば週に一度だけは自分の興味のあることにチャレンジさせる、というのはいかかでしょうか。
練習にマンネリがでるとモチベーションも下がりますし、営業にも影響します。美容はつまらないと美容師を諦めてしまうスタッフもいるかもしれません。
アシスタントだからと決められた試験の練習だけをさせるのではなく、イベントの実施やカットモデルでの練習などで、積極的にアシスタントにも多くの体験をさせてみてください。「まだ早い」なんて決め付けるのはナンセンス!才能は無限にあります。
本人のモチベーションが上がるだけではなく、後輩の成長に刺激を受けたスタイリスト達も自己学習への積極性が高まります。感性を磨くことや技術向上は、自分から視野を広げないとなかなかできないものですので、そういった環境づくりも経営者に求められる才覚の一つであると私は思います。